4ヵ月をかけて勉強をして、何とか2021年の登録販売者試験に合格することができました!
薬剤師、登録販売者の方々とやり取りをする、専門性の高い分野で営業として10年働いてきましたが、資格は持っていませんでした。
登録販売者(実務経験は無し)として、より精度の高い情報を発信してきたいと思います。そのうえで、受験までの軌跡とこれからをつらつらと書いていきます。
私が受験までに準備したもの
- 参考書(中古):確か500~600円くらい
- 受験料:13600円
- 写真代:700円
- 自前のPCまたは携帯:調べもの
正直なところ、働いている分野なのだから簡単に受かるだろうと軽く考えていました。そんな私は、ブックオフ購入した中古の参考書1冊で受験に臨むことにしました。
読み解けるかは別として、薬機法等の法律の改定などの情報は ネットからの情報集約 が可能です。
参考書以外に支払ったものは受験料と写真代で、登録販売者試験を受験するまでに使った金額は15000円位でした。
勉強していた時の話
まずは参考書を読書の要領で、最初から最後まで読み切ろうとしました。1度全体を見渡すことで、苦手あるいは知らない分野を理解できると考えたからです。
始めの第1章は比較的内容理解がしやすく、とてもスムーズに読み進めることが出来ました。しかし、薬の名称や効能効果が羅列され始める2章、3章では、遅々として進まなくなります。
第1章のまとめはこれくらいのボリュームです。 www.otama3.info
私の場合ですが、第3章であまりにも捗らなくなったため、勉強開始1か月後に1度フェードアウトしてしまいました。その後、勉強を再開したのは試験1ヵ月前で、実際の学習期間は2ヵ月程度 です。
毎日コツコツ続けていたら、4ヵ月あればもっと余裕をもって受験できたと反省しています。
多少古い参考書でもいける
学習教材として、出版から数年経っている中古の参考書を使用していましたが、学習に支障はありませんでした。というのも、内容の多くが歴史的背景や生体機能、薬の効能や法律など、普遍的なものが大半 だからです。
ただし、あまりにも古いものはお勧めしません。というのも、年度によってですが、法律の改定や薬の成分の追加・削除などがあるからです。
変化のある年度は、最新情報が反映された参考書が良いと思います。
勉強して得た視野
資格を得るために勉強をしたわけですが、薬について考えるスタンス を確立できたことが1番の収穫かもしれません。
例えば薬害について、参考書には必ず代表的な4つの事例が紹介されています。単なる過去の事例ではなく、ドラッグストアで日頃購入できる医薬品のレベルでも起きる可能性もあるのです。
薬は食べ物と同じように、口から体に入れるものが多くあります。そんな薬は良くも悪くも、使用した人の体や心に必ず影響を与えます。
子育てをしていると、子どもはそのリスクが分からないまま使わされていることに気付きました。それからは新薬と漢方薬の比較等を含めて、細心の注意を払うようになりました。
これから
登録販売者試験の勉強をすることで、薬の持つ西洋医学的な考えを理解することができます。特定の症状に使用する薬は、あくまで対処療法的な使用に限られます。
医薬業界にいると、西洋医学の知識に加えて東洋医学の知識を学ばれてきた方が多くいます。その理由は、東洋医学の中に病気や症状の根本治療、また未病を治す考え方や手法を備えているからです。
これからは 東洋医学的な考え方 を学び、深めていきたいと考えています。