医薬業界営業マン、おたまさんの日記

「健康に関してプロで在りたい」

痔ろうと健康診断 私が痔主になった理由

先日、私が痔ろうになった話と手術を回避して治すことができた話を書きました。

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セカンドオピニオンを受けていなければ、2軒目の病院で強要された大腸検査で更に肛門にダメージを与えた後、手術をする予定でした。

そもそも私はなぜ痔になってしまったのかを、福利厚生の代名詞である健康診断と併せて書いていきます。

不健康になる健康診断

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一定の社員の事を考える会社であれば、年に1度健康診断を社員に受けさせているはずです。勤務体系がブラックかどうかはさておき、社員の健康状態を確認する術として「健康診断」はあります。

健康診断は、労働安全衛生法という法律において福利厚生(会社が給与にプラスして支給する報酬のこと)として認められています。

労働安全衛生法では、企業は従業員に対して健康管理を行う義務を負っています。 健康診断は、この健康管理義務を果たすための福利厚生として認められているため、健康診断の実施は企業が従業員を大切にしているかの指針 といってもいいのかもしれません。

しかし、この健康かどうかを判断する健康診断ですが、受診者を不健康にしてしまう可能性があります。ここからは個人的な偏見が入る可能性があることをご留意ください。

金属を大量に体内に取り入れる

健康かどうかを診断するにあたり、バリウムという液状の金属を飲んで消化器系の状況を知るバリウム検査というものがあります。

私達は日常生活で金属でできたフォークやスプーンを道具として使用して、パスタなどの食べ物を口にします。ですが、この道具自体を食べるということは決してありません。バリウムは原子番号56番、アルカリ土類金属であり、バリウム検査ではこの水よりも重い金属の液体を口から体内に大量に入れる ことになります。

飲み終わった後、発泡剤(胃を膨らませる)を飲んで台の上に仰向けで乗ります。この時、ゲップをしてはいけません、もしゲップをしたら即座におかわりのバリウムが入った紙コップを手渡されます。

私は、このバリウム検査によって肛門をズタズタに傷つけられました。

金属音が便器にこだました日

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このバリウム検査を行った後は、ほぼすべての方が下剤を飲むことになります。というのも、検査で使用するバリウムは本来体の中に大量に存在すべき金属ではないため、検査で飲んだバリウムをすべて排出する必要がある からです。

検査を受けた後、排出するために下剤が渡されます。本来であれば1粒、もしバリウムが出にくい場合は2粒飲むことになります。

私は2粒飲んでもなかなか出ず、トイレで何度もいきむ事になりました。その努力の結果「カランッ」という音とともに、ビー玉のような球体上の白いバリウムの塊が出てきました。その時、尋常ではない痛みが肛門に残りました。これこそが私の痔の始まりでした。

切れ痔のような症状

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バリウムのビー玉が出てから病院で痔ろうと診断されるまで、私から切れ痔の症状がなくなることはありませんでした。完全に健康診断による副作用(?)によるものであったと確信しています。

それ以降、私は内臓を傷つける可能性が大きいバリウム検査はしないようにしています。健康診断は全ての項目を受けることが当たり前になっていると思いますが、実は バリウム検査の実施に関しては任意で決めることが可能です。先日会社の後輩に教えてあげたところ、次回は受けなくてよいと喜んでいました。

そもそも本来体に存在しない金属を、あえて飲まなければできない検査であればしなくていいと考えています。

まとめ

今でこそいえますが、この検査は正気の沙汰ではありません。健康かどうか判断するための検査が結果として、体に悪影響を与えてしまうのであればしなくていいと思います。

私が手術を覚悟しなければいけなくなった要因に、バリウム検査がありました。全員がこうなるわけではありませんが、私が痔ろうになるきっかけにこの検査があったことは間違いありません。

体質に合わない検査は無理に受ける必要はありません。繰り返しになりますが、健康診断の検査項目によっては任意で受けないという選択が可能です。

健康かどうか判断する検査で、不健康にならないように是非一度見直してみてください。