つわりの時に、栄養の補助(調整)をすることで妻の状態に変化が起きたことを以前紹介しました。
前回の記事はこちら www.otama3.info
今回の内容は妊娠後、安定期に入ってからの話です。血の巡り に良いとされる健康食品を、さらに1つ増やして取り入れていきました。
東洋医学的観点
東洋医学的考え方を一言で表現すると、全体感という言葉が当てはまります。ここで言う東洋医学とは、漢方薬を用いるときのとらえ方です。西洋医学のように病気を部位でとらえるのではなく、身体全体を調和させることを重視しています。
私の妻は、病院での妊娠の発覚と共に、チョコレート嚢胞と子宮筋腫の存在も分かりました。
東洋医学的視点で見ると、瘀血(おけつ)という血の巡りが悪い状態が続いたことによって、子宮と卵巣に病気が現れたととらえることができるそうです。
妻も安定期に入り、血の巡りを良くしていくために生薬を使うことになりました。ただし、この行為は通常医者からは止められる可能性があるかもしれないそうです。
瘀血とは
瘀血とは、血の巡りが悪く、一ヵ所に停滞している状態とのことです。ただ、血液検査をして判定するものではなく、仮説としてとらえる1つの状態です。しかし、東洋医学では体に現れる事例として、以下のようなことから 体質として把握 ができます。
- 肩こりがある
- シミやそばかすができやすい
- 生理痛が重い
- 末端の冷えがあるなど
病気ではないため、必ずこの症状が起きるわけではありません。私の妻は、体温は正常でしたが常に末端の冷えを訴えていました。また、チョコレート嚢胞の発見からも重度の瘀血と判断されました。
専門家からの意見
第一子が妻のお腹にいた当時、私は東洋医学に関して知識はほとんどありませんでした。知識はないものの、相談をさせていただいた薬剤師の方に全幅の信頼を寄せていました。そのため、勧められたものは全て信じて試していきました。現在では、当時勧められたものが理論的に、そして結果的にも正しかったことが、妻の健康状態を持って証明されています。
その薬剤師の方は「安定期に入ったから、瘀血を改善していきましょう」という提案をしてくれました。瘀血を改善するために、生薬を取り入れていくこととなりました。瘀血を改善することを、活血といいます。
今回使ったのは、この活血の上位互換である破血の作用があるものでした。つまり、活血の作用が強いものです。妊娠中に破血作用のある生薬を使うケースは限られているそうですが、妻の病気の原因となっている瘀血を改善するためには必要との判断で勧められました。
西洋医学的観点
先ほどの活血を西洋医学の観点からみると、以下のような作用があります。
- 子宮収縮促進、あるいは抑制
- 吸収促進 (血管外の血液・血腫の吸収を促進する)
- 抗凝固作用(血液凝固抑制)
場合によっては医者から妊娠中の活血作用について、リスクから使用を中止するよう指導されるケースもあるそうです。同じ作用を持つものでも、場所やタイミングが異なることで、真逆の判断 をされることが分かりました。
さいごに
たま家はマイペースに、薬ではなく健康食品を取り入れてチョコレート嚢胞と子宮筋腫、そして妊娠と向き合うことにしました。
そもそも妊娠が分かった時点で、手術ができない状況ではあったのですが。
医薬品の成分が含まれていても、薬としての形状や成分を一定に保っていない素材は食べ物として扱われます。そのため、健康食品といっても何かしらの傾向性を備えているケースがあります。
次の記事では出産とその後の話に続きます。