「我々の当たり前が当たり前じゃない」
ある医療関係者が 栄養に関わる知識レベル に関して言われた一言が印象的だったので、今回は食事に関して書いていきます。
もともと教えられていない?
「学校教育で教えていれば健康じゃない人を量産しなくて済むのにね」
(え!?)健康じゃない人が量産されている、とはいったいどういうことなのでしょうか、また義務教育で教えればいいのに、の真意とは一体?
【義務教育】
文部科学省HPでは「普通教育とは、通例、全国民に共通の、一般的・基礎的な、職業的・専門的でない教育を指すとされ、義務教育と密接な関連を有する概念である。九年の具体的な内訳については、教育基本法は特に規定せず、学校教育法に委ねている。」とあります。
学校教育において、栄養に関しても学ぶ機会はありますが現場レベルで必要な知識は得られていないという指摘でした。ましてや受け身の姿勢だと、知ろうとすらしないのかもしれません。
生活に活かすべき知識
調味料の話になりますが、皆さんは購入する際どのように選ばれていますか? 例えば「油」にもたくさんの種類がありますが、私は購入する際に油の内容で選びます。いわゆるサラダ油にはリノール酸が多く含まれており、米油にはオレイン酸とリノール酸がバランスよく含まれています。
リノール酸、オレイン酸に関して話を展開するとオメガ-6、オメガ-9脂肪酸など広がってしまうので割愛しますが、いわゆる組成に関しての知識を知っていないと 比較検討して選択する ということが出来なくなってしまうのです。
油の話は例えですが、詳しく学ぶと「酸化しやすいシチュエーション」や「生活環における過不足を自ら補う」ことなどにつなげることが可能となります。。
こういった知識は確かに学校では教えてもらえません。1日に3回訪れる食事に関する知識は 能動的に自ら得ていく しかないのです。
真実をどこから抽出するか
全然知らなかった…どうやって知ればいいのか?
知識がない場合、一体どこから正確な情報を取り入れていくべきなのでしょうか。溢れているのは購買意欲をそそるメディアの手法やタレントを起用したイメージ戦略による広告です。
青汁のCMなどがその代表例ですが、家族の健康を気遣う=野菜の代わりの青汁、というイコールの関係性を巧みに演出したりしています。(そもそもイコールの関係ではないのです)
健康産業に身を置いているからこそ知る機会が多いのですが、 大手に都合が悪い情報を発信している (添加物批判など)がために、メディアに出られない方が割と存在しています。そういった方はメディアには出ないものの、書籍出版や講演をされているケースがあり、そういった方の情報を得ることは非常に有意義です。
※業界では割と有名人の中戸川貢さんのリンクを張っています。
結局帰結するのは栄養
生きる上で食事は欠かせないものですが、栄養バランスに関するさわりは教わっても、自分で取捨選択する知識は能動的に得ていかなければいけないという事でした。
- なんで添加物は悪いのか
- 栄養素の偏りで何が起きてしまうのか
- 塩分の撮り過ぎは本当に悪いのか
大人になってから勝手に身につく知識は残念ながらほぼありません。毎日欠かせない食事、毎日身体に取り込むものに関しての知識はあって不足がないと思われます。不安になってほしいわけではなく、 食べた物が身体を構成していくという意識 を持っていただくきっかけになれば幸いです。